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いつもどおりのクリスマス

写真はグス・ドゥールの記念祭(viva.newsより

じゃかるた新聞に寄稿「なぜデモは大規模化したのか」(コチラから)。文中にある「非ムスリムの服装を禁じる法的見解」とは、具体的にはムスリムがサンタの帽子をかぶったりすることで、急進派のイスラーム防衛戦線(FPI)などが「取り締まり」をするようなケースもありました。昨日はテロ未遂もまた一件。

ジョコウィ大統領は19日のツイートで、治安当局が断固たる態度をとるべきだと言及。23日には故ワヒド大統領(グス・ドゥール)命日のイベントに参加して、珍しく愉快なことを書いています。「最近、自らの要求を強制したり、多様性を無視する勢力がいる。グス・ドゥールがまだいたら、われわれは幼稚園児みたいだとからかわれるだろう」。宗教的多様性の擁護に関しては決してブレなかったグス・ドゥール。過去の発言を使って、急進派をけん制しました。

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ムスリムの私兵によるキリスト教教会の警備が毎年行われている地域もあります。12月2日のデモのあとの不穏な空気が漂っていましたが、クリスマスが近づくにつれ、いつもの落ち着きを取り戻したように思います。